姉妹園である滝山しおん保育園は、今、増築工事をしています。
その新園舎の床は、なんと!
漆塗り!
通常の塗料のように表面をコーティングするのではなく、完全に染み込ませる漆は剥離することがなく、メンテナンスも楽とのこと。しかも、美しく滑らかで肌に優しく、その上、抗菌作用まであるという優れものだそうです。
実際に漆塗りの床にしているお宅では、子どもたちが床にゴロゴロして、時々「気持ちいいんだよ」と頬ずりしている姿もあるというお話でした。
さて、ここ数日は、しおんの職員が日替わりで漆塗り作業に工房まで通っています。
今日は早川園長も行きました。
まずは、塗り終わった床材を乾燥している中で、何やら打ち合わせ?
かぶれないように、まずはつなぎを着こみ、手袋も2枚重ねにし手首はガムテープで固定。足も靴ごとカバーして足首をしっかり紐で縛ってしまいます。一人では出来ないので、お互いに助け合います。
準備完了!
作業台に並べた床材に、まずはローラーで漆を塗っていきます。
園長先生もはりきっていました!
そのあと、それを特殊な紙を使って拭きあげていきます。
漆を拭き取っていく紙は、毛羽立たないこと、そして破れないこと、という条件に合うものを探して、今は工場で精密機械を包む素材を使っているそうです。
慣れてくると、だんだんコツがわかってきて作業スピードがアップ。
休憩も忘れて作業に没頭していました。
面白い!
そして山積みだった床材がすべて乾燥棚に並びきったところで作業終了。
着ていたものを脱ぐのも大変でした。
滅多に出来ない漆塗り体験は、とても興味深くて楽しかったです。
写真を撮りたくても、作業中はカメラに触れないので、工房の方に撮っていただいたものもあります。
滝山しおん保育園が完成したら、絶対に床に頬ずりしに行くぞ!(紫野)